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開業時に融資を福岡でうけるための手順を行政書士が解説

開業(創業)融資

福岡で開業時に融資を受けるための手順を紹介していきます。

融資を受けるタイミングは色々ありますけど、その1つが開業するときでしょう。

そこで今回は、

  • 開業時に使えそうな融資制度
  • 融資を受けるにあたっての注意点
  • 開業時に融資を受けるメリット
  • 準備すべきこと

に至るまでをそれぞれ説明していこうと思います。

福岡で開業時に使える融資制度

いくつかあるんですけど、特に使いやすい制度を2つ紹介します。

スタートアップ資金新規開業資金
対象者・事業を営んでおらず、福岡市内で新たに事業を開始する
・事業開始後2年以内の事業者さんで、それまでに事業を営んだ経験がないこと
・これから新たに事業をはじめること
・すでに事業を開始しているが、その期間は7年以内であること
使い道運転資金、設備資金運転資金、設備資金
融資期間10年以内・運転資金…7年以内
・設備資金…20年以内
据置期間2年以内2年以内
利率1,3%。女性or50歳以上の男女は1,2%2.28~3.25%
担保・個人事業主…いらない
・法人…代表者が必要
金融公庫と相談
保証人いらないいらない

スタートアップ資金(福岡市)

まず1つ目は福岡市が行っている、スタートアップ資金というものです。

対象者

次のいずれかを満たす必要アリです。

  1. 事業を営んでおらず、福岡市内で新たに事業を開始する
  2. 事業開始後2年以内の事業者さんで、それまでに事業を営んだ経験がないこと

つまり開業前の方はもちろんのこと、事業を開始していても2年以内であれば申込できるということになります。

資金の使い道

設備資金・運転資金のどちらでも使うことができます。

融資期間

10年以内に返済する必要があります。

据置期間

2年以内となっています。

融資利率

1,3%です。ちなみに女性or50歳以上の男女は、1,2%でよいです。

保証人の有無

  • 個人事業主…不要
  • 法人…代表者が必要

担保の有無

担保はいりません。

新規開業資金(政策金融公庫)

2つ目に紹介するのは、政策金融公庫の行っている新規開業資金というものです。

対象者

次のいずれかを満たす必要があります。

  1. これから新たに事業をはじめること
  2. すでに事業を開始しているが、その期間は7年以内であること

資金の使い道

設備資金と運転資金どちらでも使用可能です。

融資期間

  • 運転資金…7年以内
  • 設備資金…20年以内

据置期間

運転資金・設備資金ともに2年以内です。

融資利率

2.28~3.25%となります。

保証人の有無

保証人については政策金融公庫と相談しながら決めるようになっています。

担保の有無

担保は必要ありません。

開業時に融資を受けるメリット

次に開業時に融資を受けるメリットについて書いていきます。

資金面に余裕ができる

まず何といっても一番のメリットは、資金面で心に余裕がでるということでしょう。

自分も経験があるんですけど、自己資金が底をつきかけると、

  • 廃業の足音が近づいて常におびえる
  • 思い切った営業活動ができない

ということになってしまうんですよね。攻めの経営ができなくなるんです。

なおさら開業時ってまず、自分の存在を知ってもらうことが大事です。

そういうときに資金面に余裕があれば、広告費や交流会の費用に充てることもできます。

そうすれば経営が軌道に乗りやすくなるでしょう。

次の融資を受けやすい

2つ目は次回以降に融資を受ける際に、審査に通りやすくなります。なぜかというと、開業時に融資を受けて、毎月コツコツ返しておくと一定の信用が生まれます。

そうすれば貸す側も全く初めて貸す相手ではないため、審査も通りやすくなるわけです。

融資を受けるときの注意点

続いて融資を受ける際に、注意しておかなければならない点について書きます。

過去にクレジットなどの払い忘れなどがないか

次に大事なのはいわゆる信用情報といわれるものに、キズがないかということです。例えば、

  • クレジットの引き落としができなかった
  • 過去数年に破産した経験がある
  • 税金の滞納がある

といった事情がある場合だと、非常に融資を受けるのが困難です。

自己資金はあるか

これはよく聞かれることですが、自己資金はどのくらいあればいいの?という疑問です。

ぶっちゃけ自己資金が0に近いと結構厳しいです。

もちろん前職で経験があるとか、かなりの新規性・革新性のある事業であればほぼ0でいけるかもしれません。

ただやはりあるに越したことはありません。場合によってはある程度ためてから、融資を申し込むのが逆に近道になる場合もあります。

事業計画書の作成が大事

開業時に融資を受けるときには、やはり事業計画書の作成は大事です。

なぜなら実績がそれ以前にないので、高品質の事業計画書を作りこむ必要があります。

事業計画書で作りこんだ内容が審査に与える影響はかなり大きいです。

開業時の融資サポートご相談ください

今回紹介した開業時に使えそうな融資制度について、申請のサポート・相談が必要な方はお問い合わせください。

  • 事業計画書が思うように書けない
  • 収支計画をたてるのが難しい
  • 面談時に何を聞かれるか不安

という場合はお役に立てます。

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