小規模事業者持続化補助金の事業計画書のページ数が、少ないと不採択になりやすいのでは?と考える方は多いと思います。
特に事業計画書の作成が苦手な方はページ数に意識がいっているような気がします。
今回はページ数が少ないとダメかというところから、事業計画書に書くべき内容までお伝えしていきます。
小規模事業者持続化補助金の事業計画書のページ数は少ないと不採択になる?
結論:ページ数が少ないという理由で不採択にはなりません。
まず安心してもらうために結論を書きましたが、ページ数の多い少ないは採択・不採択を決める決定打にはなりません。
ただしページ数が少ないということは、内容も薄くなりがちということは意識してください。
ページ数を増やそうと意識して薄い内容をダラダラ書くのもダメ
頭に入れておいてほしいのは、何を事業計画書に書くか?というところです。
ページ数を増やすために、薄い内容を無駄に引き延ばして書いても不採択となるでしょう。
書く量より内容をどうするかに意識を向けた方がいいですよ。
ではなぜ量より質を重視すべきかというと、審査する人に採択しよう!と思わせることが1番大事だからに他なりません。
審査する人って、1人で何十・何百と事業計画書を絶え間なく見続けます。
その中でページ数を稼ぐために薄い内容の事業計画書が出てきたら、
とか思われる危険性があります。
採択されないと何も始まりませんから、上のように思われるのは絶対ダメです。
事業計画書を伝わるように書こうと意識すれば自然にページ数は増える
私事ですが事業計画書の作成サポートを数多く行っていると、ページ数が気になるということはなくなりました(最後に規定のページ数かどうかは確認しますけど)。
というのはどうすれば審査員に採択してもらえるか・伝わるかを意識して事業計画書を作成すれば、ページ数が勝手に増えるからです。
むしろ規定のページ数8ページを超えてしまうことが多く、逆にどこを削ろうか…と考えることばかりです。
これまでに事業計画書を書いたことがない方でも、書く内容に意識を向ければ私のようにきっとなります。
事業計画書に書くべき内容
とはいえ、何を書けばいいのか…ってなってると思います。
それでは事業計画書には、いったい何を書けばいいのでしょうか?
小規模事業者持続化補助金の事業計画書には前半と後半部分があります。
それぞれどんなことを書くべきかをあげていきますので、参考にされてください。
前半部分
まずは前半部分から紹介します。
前半は企業概要~自社の強みなど今行っている事業の紹介がメインです。
企業概要
企業概要は自社が行っている事業内容をさらっと書けばいいです。
事業内容は複数ある場合が多いと思いますが、売上比率がどのくらいだとか書きます。
それと売上高が過去2・3年どんなものであったかっていうのもいれるといいです。
顧客ニーズと市場の動向
まず顧客ニーズは、自社の主な取引先・見込み客と考えている業界全体が抱えているニーズを書きます。
そして市場の動向は、自社の主な取引先・見込み客と考えている業界が、
- 伸びているor衰退しているor現状維持
- 市場全体の取引額がどのくらいなのか
といったものをデータを探して引用しながら示す必要があります。
自社の商品サービスの強み
シンプルに自社が考える強みを書いていけばよいでしょう。
同時に現在取引のある顧客の生の声も載せることができればなおよいです。
経営方針・目標と今後のプラン
これから先の経営方針や目標、今後どんな動きを行うかを示します。
後半部分
続いて後半部分です。
後半は補助金を使って何をするのか・どんな効果が出るかというのを書きます。
補助事業で行う事業名
補助事業の事業名を書くとのことですが、必ず30文字以内で書きます。
31文字とかになると不採択です。
販路開拓の取り組み内容
ここからは補助金を使って行う事業の説明をしていきます。
例えば補助金を投入することで、
- どういうものを購入し、どのように使うのか
- 自社においてどう新規性があるのか
ということを示します。
業務効率化・生産性向上の取り組み内容
ここは無ければ特に書く必要はありません。
例えば機械装置を購入するなどした場合に、従前と比較して作業時間が短縮されたとかいうことがあれば書きます。
補助事業の効果
最後に補助金を使って事業を行った結果どうなるのかっていうのを示します。
- 売上、顧客数がどの程度増えるか
- 自社の経営にどんな影響があるか
- 取引先にどんな効果があるか
といった内容を書くといいです。
小規模事業者持続化補助金の事業計画書の作成サポートします
今回は小規模事業者持続化補助金の事業計画書のページ数への考え方~書くべき内容まで解説してきました。
1通り読んで、自分にはとても書けそうにないなぁ…と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
書けないと感じた方には、当事務所が事業計画書の作成のサポートを行います。
これまでに数十件の事業計画書の作成を行っていますから、どうすれば通りやすいのか熟知しています。
作成サポートをお願いしたいとお考えの方はお問い合わせください。
・何を言いたいのかわからない
・最後まで読まずに不採択でいいか