持続化補助金を受け取るまでの流れを申請前の段階から採択後に至るまで説明していきます。
補助金の申請を考えているけど、具体的に何からすればいいかわからないという事業者さんは読んでみてください。
かなりかみ砕いてわかりやすく書いてます。
申請前までの流れ
まずは申請する前の段階の流れです。
補助してほしい経費の見積もりを取る
まずは補助してもらいたい経費の見積もりを取ります。
例えばチラシを作成して配布したいというときは、頼みたいところを見つけて見積もりをお願いしましょう。
gビズidを取得する
持続化補助金の申請方法には、郵送申請と電子申請(ネットでする)の2つがあります。
その2つの内、うちでは必ず電子申請で行うようにしています。その理由は、
となるからです。
その電子申請で用意すべきものがgビズidです。gビズidの取得には2週間程度時間がかかるので注意です。
申請完了までの流れ
それでは次に申請完了までの流れを説明していきます。
事業計画書を作成する
その次に事業計画書の作成を行います。一番の難所といってもいいでしょう。
商工会or商工会議所に事業計画書を確認してもらう
事業計画書が完成したら、商工会or商工会議所に見せないといけません。
ちなみに会員になる必要はありません。
見せてOKが出たら、商工会or商工会議所が発行する書類がもらえます。ですのでこの工程を飛ばしたら最終的な申請ができません。
申請期限までに電子申請を行う
商工会or商工会議所が発行する書類をゲットできたら、ようやく電子申請を行うことができます。
期限までに忘れないように完了させましょう。
採択後の流れ
最後に採択後の流れです。
採択か不採択かの結果を待つ
電子申請を行ってから、結果発表までおよそ2か月程度かかります。ここははやる気持ちを抑えて待ちます。
我慢しきれんくなって、補助金の事務局に連絡しても落ち着いて待つように言われます。
採択の場合、採択決定通知書を受け取る
2か月ほどたって、結果がようやくわかります。結果は持続化補助金の採択者一覧のページで見ることができます。
同時に採択です、という決定通知書も郵送で届きます。これは大事に取っておきましょう。
補助金を使ってやりたい事業を実施する
採択されてひと安心…となる気持ちもわかりますが、ここからの流れもかなり大事です。
採択後にまずやることは、最初に見積もりを頼んでいた所にチラシの発注・納品・支払いをすることです。
大事なことは、採択決定通知書を受け取ってから行わないといけないという点です。
もし決定通知書を受け取る前に、例えば納入や支払いを終わらせてしまったら、受け取る補助金が0円になる可能性があります。
この決められた期限内に何をしないといけないかという、スケジュール管理も難しいポイントといえます。
期限までにやりたい事業を実施したという報告をする
補助金を使ってやりたい事業を実施したら、その報告を事務局に行います。
ここでも期限が決められていて、
- 補助事業終了後、その日から起算して30日を経過した日
- 最終提出期限日
のどちらか早い日までに報告しないといけません。
ここも1日でも遅れたら、補助金0の可能性が高まります。
支出した経費の見積書・納品書なども提出する
これら支出したものも、ちゃんと支払って受け取ったという証拠を提出する必要があります。
これらも上に書いた事業実施の報告と一緒に提出です。
事務局から補助金の額の確定通知書を受け取る
そうして全ての報告と証拠を出したら、しばらくして事務局から補助金の額が最終的にいくらというお知らせがきます。
補助金確定通知書というのが郵送されてきて、そこに確定額が書いてあります。
事務局が確定した補助額の請求をする
補助金額の確定通知書が届いたら、指定の様式に書いて事務局に確定した補助金の請求をします。
補助金が入金される
そうすればようやく補助金が入金されます。申請から1年くらい経過してようやく入金です。
1年後に補助金を使った事業の効果(売り上げなど)の報告をする
補助金が入金されて終わった~!ではいけません。まだあります。
1年後に補助金を使って実施した事業が、どのくらい経営に影響を与えているか(売上高や利益)を報告しなければいけません。
もし報告しなかったら、なんらかのペナルティがあるかもしれません。
ここまでやってようやく1通り終わった、と言えるかもしれません。(実際ずっと経営は続く)
長くなりましたが、これが持続化補助金の1通りの流れとなります。
小規模持続化補助金について相談ください
計画書の作成の代行や相談がありましたら、お問い合わせください。1からヒアリングして、計画書に落とし込んでいきます。
1番大変なのは紛れもなく、事業計画書の作成です。またスケジュール管理も間違うと受け取る補助金が0になる可能性もあります。
その場合は行政書士の私にご相談ください。ヒアリングしながら、一緒に計画を練っていきましょう。
そして大事なことですので何度でも言いますが、補助金は最後の最後に振り込まれます。最初ではありません。最初は自分の資金で全額補う必要があります。
うちの事務所では、ただ補助金を採択させるためではなく資金繰り・事業実施に至るまでサポートしていきます。
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