
私は福岡市内で宿泊施設の運営をしています。なんか宿泊施設が使える補助金があると聞いたのですが…どんなものか教えてほしいです。
今回の記事では、福岡市が行っている宿泊施設向けの補助金について説明していきます。この記事を読めば、
- 何が補助されて
- いくらの補助額で
- いつもらえるか
- 補助がおりるまでに行うこと
- 必要書類等
がわかるようになりますので、最後まで目を通してもらえるといいかと思います。宿泊施設を営んでいる方は是非。
福岡市の宿泊施設が使える補助金とは?その概要
今回の補助金の正式名称は、宿泊施設の高付加価値化支援事業補助金といいます。この補助金の狙いは何かといえば、
ということです。アフターコロナの時代を見据えた取り組みを支援するものですね。
何が補助の対象になるのか
大きく分けて3つあります。
高付加価値化に要する費用
対象となるものとして、
- セルフチェックイン
- 混雑表示システム
- ルームサービス強化
- ワークスペース整備
といったものが挙げられます。
生産性向上に要する費用
こちらでは、
- 自動消毒
- 配膳ロボット
- サーモグラフィーカメラ
- キャッシュレスの導入
といったものが対象です。
基本的な衛生対策に要する費用
こちらは読んで字のごとくにはなりますが、
- 空気清浄機
- 飛沫防止アクリル板
- 自動手指消毒機
は補助の対象と認められます。
空気清浄機やアクリル板なんかは、コロナ対策の鉄板です。これらがあるだけでも客側の視点でみれば安心材料になるので、導入はありではないでしょうか。
補助がおりる額
1施設の客数に応じて金額が異なります。
31~100室…最大50万円、衛生対策費用最大15万円
101~200室…最大100万円、衛生対策費用最大30万円
201室~…最大150万円、衛生対策費用最大45万円
客数が多いほど補助金額も大きくなります。最大で201室数以上になると、最大額の150万円の補助がおります。
補助金額に関する注意点
気を付けてもらいたいことが3点あります。
- 1事業者につき5施設までが補助対象となる
- 衛生対策費用のみの申請は認められない
- 衛生対策費については、上限額の3割以下で高付加価値化・生産性向上のための費用をこえてはいけないこと
2つ目の衛生対策費用について、例を交えながらもう少し詳しく見てみます。
ex)客室数80室のヌメ子旅館の場合(1施設当たり最大50万、衛生対策費用最大15万までの補助)
ⅰ) 配膳ロボット30万円+アクリル板等の衛生対策費用20万円の申請を行う場合
↓↓↓↓
30万×4/5=24万
15×4/5=12万 合計36万の補助
ⅱ) サーモグラフィーカメラ20万円+アクリル板等の衛生対策費用30万円の申請を行う場合
↓↓↓↓
20万×4/5=16万
30万×4/5=24万→× 16万→〇
このⅱの場合、衛生対策費用は生産性向上費の額を超えてはいけないため、どちらも16万の補助で合計32万円が補助の対象となる
合計額・衛生対策費用の上限に注意して、何を申請するかを決めてもらいたいと思います。
必要書類
以下のものを用意して申請を行ってください。
- 宿泊税事業者番号・施設番号通知書に記載された5ケタの事業者番号
- 事業内容が確認できる書類(仕様書、カタログ、製品詳細が確認できるホームページの写し等)
- 対象経費の積算が確認できる書類(見積書、価格の分かるホームページやカタログの写し等)
- 工事の場合は施工前の写真
補助金がおりるまでの流れ
以下の流れで進みます。
- 事業計画の申請
- 審査
- 事業実施と支払い
- 事業実績報告
- 審査・確定
- 補助金支払い
注意してほしいのは、補助金は一番最後にしか支払われないということです。たまに最初にもらえると勘違いされている方もいらっしゃいますが、その点気を付けて下さいね。
申請サポートは和眞行政書士事務所へ相談ください
この宿泊施設の高付加価値化支援補助金について、補助金を受けてみたいけれど…書類作成や準備に時間が取れないという方。そのサポートを当事務所では一貫してサポートします。
対象経費の4/5の補助というのは、とてもありがたい制度です。ぜひアフターコロナを見据えた対策をしたいとお考えの方は、ご相談くださいね。
当事務所にサポートを頼まれたら、もちろん料金は支払う必要があるのです。が、その支払った費用の4/5を福岡市が補助してくれるんです。ですので大変安価でサポートを受けることができますよ。
くわしくはこちらの記事をどうぞ→福岡市 事業者向け支援金等サポート事業の紹介
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